PP(ポリプロピレン)が流通し始めたのは、日本と海外どちらが先?

PP(ポリプロピレン)の流通は、海外が先です。1954年にイタリアのジュリオ・ナッタがPP(ポリプロピレン)の重合に成功し、1957年に欧州で商業生産が開始されました。この技術はナッタとドイツのカール・ツィーグラーによる触媒開発が基盤となっており、ヨーロッパがPP(ポリプロピレン)の生産と市場導入の先駆者でした。一方、日本では1962年頃から三井化学や住友化学などがPP(ポリプロピレン)の商業生産を開始。それ以降、国内でも急速に普及しました。よって、PP(ポリプロピレン)の流通は海外が先行し、日本は数年遅れて開始されたといえます。