PET素材とマイクロプラスチックの関係

海に漂う小さなプラスチックごみ「マイクロプラスチック」は、近年、世界中で深刻な環境問題として注目されています。
実は、普段使っているPET(ポリエチレンテレフタレート)素材も、この問題と無関係ではありません。
PETはもともと強度が高く壊れにくい素材ですが、ポイ捨てや自然環境への放置によって、紫外線や波などの影響で細かく砕けると、マイクロプラスチック化してしまいます。
● 海の生き物が誤って飲み込むリスクがある
● 人間の食物連鎖にも影響する可能性がある
● 生態系全体に広がる“見えない脅威”となり得る
しかし一方で、PET素材は比較的回収率が高く、リサイクル体制が整っているプラスチックでもあります。
つまり、正しく分別・回収・再利用されれば、マイクロプラスチックになる前に循環資源として活かすことができる素材なのです。
私たちができることは、「ポイ捨てしない」「分別する」「リサイクルへ出す」――それだけで未来の海を守る一歩になります。
PETとの向き合い方次第で、地球環境への影響は大きく変わるかもしれません。