PETボトルキャップの素材が違う理由、ご存知ですか?

透明なPETボトルに対して、キャップは不透明でやや硬め。
「どうしてボトル本体と素材が違うの?」と疑問に思ったことはありませんか?
実はそこには、機能性とリサイクル性を両立させる工夫が隠されています。
PETボトル本体には「ポリエチレンテレフタレート(PET)」が使われていますが、キャップには「ポリプロピレン(PP)」や「ポリエチレン(PE)」など、別のプラスチック素材が使用されています。これには、明確な理由があります。
● 柔らかくて割れにくく、開け閉めしやすい
● 密閉性が高く、加工しやすいため量産に向いている
● ボトル本体と異なる融点を持つため、リサイクル時に分別しやすい
つまり、キャップにはキャップに最適な特性を持つ素材が意図的に選ばれているのです。
さらに、日本ではラベル・キャップ・ボトル本体を分別回収する仕組みが確立されており、これがPETの高いリサイクル率を支えています。
次にペットボトルをリサイクルするとき、キャップにも「意味ある素材」が使われていることを、ぜひ思い出してみてくださいね。

