海外ではPET素材がどのように使われている?

PETといえば日本ではペットボトルが主流ですが、海外ではどのように使われているのでしょうか?
実は国によって、使い方や回収システム、リサイクル意識にも違いがあります。

たとえばドイツでは、PETボトルに「デポジット制度(預かり金制度)」があり、空きボトルを返却するとお金が戻ってくる仕組み。これにより回収率は驚異の90%以上とも言われています。

アメリカでは、衣類やカーペットの素材として再生PETの活用が進んでおり、大量生産の中でも「環境負荷を抑える素材」として注目されています。

東南アジアや新興国では、まだプラスチックの分別や回収が十分に整っていない地域もありますが、PETのリサイクルインフラが急速に整備されつつあります。

つまり、PETは世界中で「便利な素材」から「未来を考える素材」へと進化中。
日本もその一員として、よりよい循環のかたちを目指していくことが求められています。