ポリエチレンテレフタレートの名前、なぜこんなに長いの?

ペットボトルの「PET」って、なんだか呼びやすくて親しみやすいですよね。
でも正式名称は「ポリエチレンテレフタレート」。初めて聞いた人は思わず「長っ!」と感じるかもしれません。

実はこの長い名前、素材の成り立ちそのものなんです。

● ポリエチレン(polyethylene):エチレングリコールという成分をもとに
● テレフタレート(terephthalate):テレフタル酸という酸と結合してできる
● つまり、2つの原料の名前が合体して「ポリエチレンテレフタレート」

プラスチック素材の名前は、何からできているかを示す“化学的な説明書”のようなもの。少し難しく感じますが、この名前に込められた意味を知ると、素材への見方が変わるかもしれません。

今度ペットボトルを手に取ったら、ぜひその長い名前の“中身”を思い出してみてくださいね。