紙Net封筒 – 環境にやさしいオール紙製クッション封筒

「紙Net封筒」および「紙ネット封筒」は、王子ホールディングス株式会社の日本国内登録商標です。

紙Net封筒とは

紙Net封筒図

紙Net封筒は、樹脂製の気泡緩衝材に代わる完全紙製の環境配慮型封筒です。
郵便受けに投函しやすい厚さ30mm未満の設計でありながら、従来にはない優れた緩衝性と廃棄のしやすさを兼ね備えています。

紙Net封筒の特長

Point 1. 脱プラスチック対応

封筒内側に装着された紙製の緩衝シートが、プラスチック製の気泡材の代替となり、プラスチック削減に貢献します。

紙製緩衝シート

Point 2. やさしく包む緩衝構造

商品を封入すると、内部のシートがネット状に広がり、商品を柔らかく包み込んで保護します。

ネット状に広がる緩衝シート

Point 3. 省スペース設計

使用前は薄くフラットな形状で、保管時のスペースは従来品の約1/3。物流効率にも優れています。

フラットに折りたためる封筒

Point 4. 投函可能なサイズ

厚さ30mm未満で郵便物としても扱え、ポスト投函や受け取りがスムーズ。通販や配送に最適です。

ポスト投函可能

Point 5. 選べるサイズ展開

様々な商品の大きさや形状に対応できるサイズバリエーションをご用意しています。
※封入物のサイズ・重量・形状によっては、想定される緩衝性能が得られない場合があります。ご使用前に、実際の条件でのご確認をお願いいたします。

従来製品の課題

従来の通販梱包資材には以下のような問題点がありました:

  • 段ボール箱:かさばり、郵便受けに入らない
  • コートボール封筒:薄いものなら投函可能だが、厚みのある商品には不向きで、緩衝性が不足
  • 気泡緩衝材付き封筒:緩衝性は優れるものの、樹脂素材の分別廃棄が手間で環境負荷も大きい

本技術の革新ポイント

  1. 「紙ネット封筒」は、上記の課題を解決するために開発された完全紙製の緩衝封筒です。
  2. 封筒の開口部に取り付けられたクッションペーパーが、商品封入時に展開し、セル状のハニカム構造を形成。
  3. この構造により、紙の柔らかさ+構造的強度を両立し、圧力が加わると座屈して衝撃を吸収。
  4. 外装紙とクッション素材の組み合わせを最適化し、従来の樹脂製封筒以上の緩衝性能を実現。
  5. また、全て紙素材のため、分別不要&リサイクル可能で、環境に配慮した製品です。
緩衝構造の説明図

封筒を開いて(図①)商品を入れていくと、封筒内部のスリットシートがネットのように開いて(図②)、商品を優しく包みこみます。

封入手順の図

「紙ネット封筒」は、コートボールやダンボールの封筒に比べ軽いので輸送時のトータル重量軽減に寄与します。

軽量性の比較図

各種の印刷にも、ご要望をお伺いした上で、可能な範囲で対応いたします。(要応談)

印刷対応例

「紙ネット封筒」のサイズについて

上図に示す、寸法サイズの紙ネット封筒を用意しています。別寸法については、別途抜き型代、諸費用がかかります。
 縦230×横150mm / 縦195×横250mm / 縦230×横280mm / 縦230×横330mm