ポリエチレン(PE)とは

使用量No.1 ポリエチレンPE

ポリエチレン(Polyethylene、略称:PE)は、プラスチック素材の中でも最も使用量が多い汎用樹脂です。分子構造が炭素(C)と水素(H)だけで構成された単純な高分子素材で、オレフィン系樹脂に分類されます。原料が安価で加工が容易なため、さまざまな用途で広く利用されています。
ポリエチレンは分子構造によって特性が異なり、密度や分子量に応じて次のように分類されます:
1. 低密度ポリエチレン(LDPE): 柔軟性が高く、包装材やラップフィルムに使用。
2. 高密度ポリエチレン(HDPE): 機械的強度に優れ、洗面器やコンテナに利用。
3. 超低密度ポリエチレン(VLDPE): 非常に柔軟性が高い特殊用途向け。
4. 直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE): 耐久性と柔軟性のバランスが良い。
5. 超高分子量ポリエチレン(UHMWPE): 耐摩耗性と耐衝撃性が非常に優れ、医療用部品や特殊用途に適用。
6. EVA樹脂: 酢酸ビニルとの共重合体で、弾性に優れた素材。

ポリエチレン(PE)の特徴

  • ポリエチレン(PE)のフィルム
  • ポリエチレン(PE)のシート

軽量性: 水より軽いため、浮力が必要な用途にも利用可能。
耐衝撃性: 機械的強度が高く、破損しにくい。
耐薬品性: 酸やアルカリに強く、腐食のリスクが低い。
加工性: 熱可塑性が高く、成形が容易。
耐熱性: 耐熱性は低いものの、低温環境には強い。

ポリエチレン(PE)用途 ※PEの種類により異なります

  • 食品容器
  • スプレーボトル
  • バケツ
  • チューブ
  • 包装材・容器: ラップフィルム、食品容器、牛乳パックの内張フィルム。
  • 家庭用品: バケツ、洗面器、シャンプーやリンスの容器。
  • 農業用資材: 農業用フィルムや防水シート。
  • 産業用途: 灯油缶、ガソリンタンク、コンテナ、パイプ。
  • 医療用途: 人工股関節の関節部分やその他の医療部品。

ポリエチレン(PE)は、プラスチック素材の中でもシンプルな構造ながら、汎用性が非常に高い素材です。その特性を生かし、食品包装材から医療部品まで、さまざまな用途で利用されています。特に軽量性、耐薬品性、耐衝撃性に優れているため、多くの産業分野で欠かせない素材となっています。