ABS樹脂とは
外観が美しく、衝撃に耐えるABS樹脂
ABS樹脂とは
Acrylonitrile:アクリロニトリル|Butadiene:ブタジエン|Styrene:スチレン、この3つの頭文字をとってABS樹脂と呼ばれ、共重合合成樹脂の総称です。
アクリロニトリルの持つ耐熱性、機械的強度、ブタジエンの持つ耐衝撃性、ポリスチレンの光沢性、加工性を備えるABS樹脂は、現代の様々な使い方に対応が必要な日本の工業製品に、汎用性のある素材として親しまれています。
ABS樹脂の特徴
- 機械的特性が良く、耐薬品性が良く酸/アルカリに強いです。
- 加工性が良く、様々な加工方法、成型方法、表面加工に対応できます。
- 表面の光沢性が良く、塗装施さなくても質感が良いです。
- 耐候性に弱く、また、可燃性なので火や高温に近づけないように注意してください。
ABS樹脂の用途
- ノートパソコン、プリンター、カーナビ、キャリーケース、などのハウジング
- 建築の外装・自動車内装部品・フロントグリル・プラモデル・フィギュア
ポリスチレンPS(スチール樹脂)は、数あるプラスチック素材の中でも、価格・加工性・機能の面において手軽に使用出来ることから、梱包材・緩衝材・容器としてとても馴染み深いです。