中国製フィルム・シート調達で起こりやすい品質・納期の問題|事前に確認したいポイント
中国製のフィルム・シートを調達する際は、価格や仕様だけでなく、量産時の品質や納期についても事前に確認しておくことが重要です。
サンプルでは問題がなくても、量産時に材料や製造条件が変わったり、発注側と工場側で品質基準の認識が異なったりすることで、想定していた仕上がりと差が生じる場合があります。
また、中国から日本へ輸入する場合は、工場での生産期間だけでなく、検品、出荷、国際輸送、通関、国内配送まで含めて納期を考える必要があります。
品質・納期の問題を防ぐためには、問題が起きてから対応するのではなく、量産前に条件を明確にしておくことが大切です。

【サンプルと量産品で条件が変わることがある】
中国製資材を検討する際は、まずサンプルを確認してから量産へ進むケースが一般的です。
ただし、サンプル製作時と量産時で、使用する原材料や製造条件が必ずしも同じとは限りません。
例えば、サンプルに使用した材料が量産時に入手できず、別のメーカーやグレードの材料へ変更されると、色、透明性、柔軟性、表面状態などに違いが出る可能性があります。
そのため、サンプルの仕上がりだけを見るのではなく、量産時に使用する材料のメーカー・グレード・厚み・色・加工条件などを確認し、承認した条件を工場と共有しておくことが重要です。
【「良品」の基準を工場と共有する】
品質管理で特に重要なのが、発注側と工場側で「どの状態までを良品とするか」を合わせておくことです。
フィルム・シートでは、厚みや幅の公差、色差、透明性、表面のキズや異物、印刷位置など、製品によって確認すべき項目が異なります。
日本側では不良と判断する状態でも、工場側では製造上の許容範囲と判断することがあります。
「きれいに仕上げる」「キズがないようにする」といった表現だけでは判断基準が曖昧になるため、必要に応じて数値、仕様書、写真、承認サンプルなどを使い、量産前に品質基準と許容範囲を具体的に共有しておくことが大切です。

中国製フィルム・シートの品質・納期についてお困りの方へ
素材・厚み・サイズ・数量・品質条件・希望納期などを確認し、用途に適した資材や調達方法をご提案します。
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【納期は「工場出荷日」ではなく日本への納品日から考える】
中国調達では、工場から提示された生産納期だけで判断しないことも重要です。
製品が完成してから日本国内の指定場所へ届くまでには、検品、梱包、中国国内の輸送、輸出手続き、国際輸送、日本での通関、国内配送などの工程があります。
また、中国の祝祭日や工場の繁忙期、船便のスケジュールなどによって、通常より時間がかかる場合もあります。
そのため、必要な納品日から逆算して、「いつまでに仕様を確定するか」「いつまでに量産を開始するか」「いつ出荷するか」まで含めてスケジュールを組むことが重要です。

【量産中・出荷前に確認できる体制も重要】
量産を開始した後も、完成品が日本へ到着するまで何も確認しないのではなく、必要に応じて生産途中や出荷前に状態を確認できる体制があると安心です。
特に初回生産品や特注仕様では、量産中の仕上がりを確認したり、出荷前に製品の外観・数量・梱包状態などを確認したりすることで、日本到着後に問題が判明するリスクを抑えることができます。
福榮産業では、中国の現地拠点や協力工場とのネットワークを活用し、資材の調査・サンプル確認だけでなく、量産、検品、日本への輸入まで対応しています。
中国側と日本側の間に入り、用途や品質条件を確認しながら調達を進められることが、当社の中国調達における特徴の一つです。
【まとめ】
中国製フィルム・シートを安定して調達するためには、価格だけではなく、
量産時の材料・製造条件/品質基準・許容範囲/生産から日本納品までのスケジュール/量産中・出荷前の確認体制まで含めて考えることが重要です。
特に、サンプルの仕上がりだけで量産を判断するのではなく、量産時にも同じ品質・仕様を確保できる条件を明確にし、発注側と工場側で共有しておくことが品質問題の防止につながります。
福榮産業では、中国の現地拠点や協力工場とのネットワークを活用し、PE・PP・PVC・PET・EVAなど、用途や仕様に応じたフィルム・シートの調査・調達をご提案しております。
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