熱可塑性(ねつかそせい)樹脂とは
熱可塑性樹脂とは、融点あるいはガラス転移温度まで加熱することでやわらかくなり冷やすとかたくなる性質を持つ樹脂の総称で、塩ビ以外にもPEやPPも属します。
ポリ塩化ビニルの化学的構造ですが、プラスチックを構成する最小基本物質の単量体炭素2個と水素3個に塩素1個を持つ塩化ビニルモノマーChloroethylene(CH2=CHCl)を重合させたポリマーとなります。
一般的にモノマーは、水素と炭素から成る低分子化合物ですが、塩化ビニルモノマーはこれに塩素が結ばれ、このモノマーが幾つも重なり合うことで、ポリマー重合体である高分子化合物、ポリ塩化ビニルとなります。
塩ビは、非結晶性樹脂で、分子は規則的に配置されてなく、結晶構造を持っていない為、透明性に優れている特徴が有ります。