PVCツヤ生地の色出し(本機と試作機で違いが出ます)
色出し工程の基本的な考え方
PVCツヤ生地の色出しは、まず校正用として試作機で生産し、お客様に色味の確認を行っていただくのが一般的です。 試作段階で色調を確認し、方向性を固めたうえで、本番生産は本機を使用して行われます。
本機と試作機で色の違いが出る理由
本機と試作機では、設備規模や条件が異なるため、出来上がる生地の色にわずかな差が生じることがあります。 目安としては約90%程度は近い色になりますが、残りの10%前後で違いが出るケースがあります。 この差は設備特性によるものであり、完全に同一の色を再現することは難しい場合があります。
量産時に起こりやすい色調トラブル
実務では、試作段階では問題がなくても、本番生産後に「明るすぎる」「少しくすんでいる」といった指摘を受けることがあります。 特に日本側の企画部門では、試作と量産で色が変わることが理解されにくいケースも少なくありません。 一度本機で量産を開始すると、大量の生地が完成してしまうため、後戻りが難しくなります。
色出しで失敗を防ぐための注意点
微妙な色調整が求められる場合は、量産前に本機での再校正を行うことが重要です。 試作機での確認だけで進めてしまうと、完成後に修正ができず、ロスが発生する可能性があります。 PVCツヤ生地の色出しでは、事前確認と工程理解が品質安定の鍵となります。
