ポリプロピレン(PP)とは?
軽くて丈夫なポリプロピレンPP
ポリプロピレン(Polypropylene、略称PP)は、プロピレンを重合させて作られる熱可塑性樹脂です。炭素(C)と水素(H)のみで構成されるシンプルな化学構造を持ち、オレフィン系樹脂に分類されます。
ポリプロピレンは、水よりも軽く、機械的強度・耐薬品性・耐熱性に優れています。
ポリエチレン(PE)と似た用途で使用されますが、ポリプロピレンの方が耐熱性に優れています。
ポリプロピレン(PP)の特徴
✅ 軽量で丈夫(プラスチックの中で最も比重が小さい)
✅ 耐熱性が高い(電子レンジの加熱に耐えられる)
✅ 機械的強度が高い(耐摩耗性に優れる)
✅ 耐薬品性が良い(多くの化学物質に対して安定)
❌ 耐候性が低い(紫外線により劣化しやすい)
❌ 接着が困難(接着剤が効きにくい)
❌ 印刷がしにくい(コロナ処理が必要)
❌ 熱膨張が大きい(温度変化で変形しやすい)
ポリプロピレン(PP)の用途
(1) 成型品として使用される例
- パッケージ材料:フィルム、シート、PETボトルのキャップ
- 日用品:ゴミ箱、バケツ、タッパー、プランター、DVDケース、食品容器、おもちゃ、文房具
- 工業・医療用品:電線ケーブル被覆材、建設用資材、医療用注射器、医療用トレー
- 自動車・家電製品:自動車内装部品、電化製品のケース
(2) 繊維材料として使用される例
- 衣類・繊維製品:カーペット、オムツ、ロープ、靴下、アンダーシャツ
ポリプロピレン(PP)は、ポリエチレン(PE)と性質が似ており、幅広い産業で活用されている汎用プラスチック素材です。軽量で丈夫なため、食品容器から医療機器、繊維製品までさまざまな用途で使用されています。