樹脂の物性 引張強さ
樹脂の物性とは 機械的性質とは
物性とは、物質の持つ物理的性質のことです。大きく、機械的性質、熱的性質、化学的性質等が有り、材料の優れているところ、劣っているところが力学的に数値化されてます。
物性のひとつ、機械的性質では、物質が引張り・圧縮・せん断など外力を受けた際に、材料の壊れ難さ・抵抗力、耐久性を表す材料強度を数値で示してます。
代表的には、引張強さ・伸び・硬さ・衝撃等の値が有ります。
物性のひとつ 引張強さ 引張強度とは
引張強さTensile Strengthとは、材料の強度を表す機械的性質のひとつで、材料に引張方向に外力(荷重)を加え破断するまでに生じる最大の応力(材料の内力)のことです。英称の頭文字でTSと表記されることもあります。
生地や織物、製品など試験片の材質や形態毎にJIS規格で試験方法が定められてます。材料の引張強さは、つかみ装置で試験片の軸方向にだけ力が加わる様に所定の速度で破断するまでの強度を引張試験により測定されます。
種類によりますが、一般的なプラスチックの引張強度は、金属の凡そ10分の1程度です。
引張強さ試験実例
お客様とバッグのベルト材選定の為、ポリプロピレンPPとポリエステルPE-s合成繊維2種類の材質を使用形状にて、第三者試験機関で引張強度比較を行いました。
工場推奨のポリエステル優位の結果でした。PE-s>PP 注)数値はあくまで一例です。