ルーター加工とは (Router)

ルーター加工の概要

（ネットワーク通信機器のルーターではなく）機械加工用のルーターとは、もともと家具などの木工用工具として「くりぬき機」を意味する工具で、現在では自動車・航空機部品や電子基板など、主に金属より軽い素材の切削加工に広く用いられています。 ドリルのような先端に加え、側面にも螺旋状の刃が付いた円筒形のビットと呼ばれる工具を高速回転させ、材料の穴あけや外周面のトレース切削、溝切り、座ぐり、平面の切削などを行います。ビット径や回転速度を調整することで、滑らかで精度の高い切削面を得ることができます。 近年のルーター加工機は、データ入力によるNC（Numerical Control：数値制御）や、コンピュータから直接データ送信を行うCNC（Computer Numerical Control）へと進化しており、複雑形状や微細加工にも対応できる高精度な加工が可能です。

ルーター加工機と加工例