【加工技術】スリットとは(SLIT / スリット加工)
スリットとは、素材に細長い切れ目や隙間を入れることを指します。日常用途では衣類のスカートやワンピースの裾に設けられ、動きを確保するために使用されます。チャイナドレスの大きなスリットは、もともと馬に乗る際の可動域を確保する目的で作られたとされています。
スリット加工(SLIT Processing)とは
スリット加工とは、樹脂フィルム、紙、粘着テープ、金属箔などの幅広いロール原反を、用途に応じた幅に連続切断し、再びロールやリール状に巻き取る加工方法です。ディスク状の上刃と下刃を使用して、安定した幅精度で切断します。 インスタントラーメンが普及し始めた時代から急速に需要が高まり、現在ではボビンのように細幅で長尺に巻き取るスリット加工も可能になっています。スリット加工の仕組み
1. 幅広ロール原反のセット
樹脂フィルムや紙などのロール原反をスリッター(スリット加工機)にセットします。2. ディスク刃による連続切断
ディスク状の上下刃を用いて、原反を目的の幅に連続で切断します。幅精度が求められるため、刃の状態や張力制御が重要です。3. ロールまたはリールへの巻取り
切断された細幅の材料は、用途に合わせてロール状またはリール状に巻き取られます。細幅加工にも対応可能です。スリット加工の用途と特長
- フィルム・紙・粘着テープ・金属箔など幅広い材料に対応
- 細幅・長尺のボビン巻きも可能
- 高い幅精度が必要な工業用途に最適
- 大量生産と安定品質に強み
使用する主な機械
- スリット加工機(スリッター)
- ロール原反(ワーク)
- 巻取りリール・ボビン





