アクリル板とは / アクリル樹脂Acrylic resin
日常的にパーテーションや什器として使用されるアクリル板とは、 アクリル酸エステル、またはメタクリルエステルの重合体から成る 透明性の高い非晶質合成樹脂です。 特にポリメタクリル酸メチル(PMMA)は 「アクリルガラス」とも呼ばれ、 光線透過率93%という非常に高い透明度を持つことで知られています。
アクリル板は耐久性・加工性・ 印刷適性に優れ、 切削や彫刻などの加工も容易です。 ガラスに近い透明感を持ちながら 軽量で割れにくい特性から、 「プラスチックの女王」とも称されます。
アクリル板の特徴と主な用途
アクリル板は屈折率が高く、 透明性と耐圧性に優れているため、 水族館の大型水槽や 航空機の窓など、 高い安全性が求められる用途にも使用されています。
そのほか、ディスプレイ、看板、什器、 工業用カバーなど、 幅広い分野で採用されています。
アクリル板とアルコール使用時の注意点
アクリル板は表面が比較的柔らかく、 細かなキズや 指紋が目立ちやすい素材です。 そのため定期的な清掃が必要ですが、 洗浄方法には注意が必要です。
消毒用アルコールや ガラス用クリーナーなど 有機溶剤を含む洗浄剤を使用すると、 表面が白濁したり、 ケミカルクラック(ソルベントクラック)と呼ばれる 微細なヒビが発生する場合があります。 これは樹脂ごとの耐アルコール性の違いによるものです。
清掃には中性洗剤を薄めて柔らかい布で拭く方法や、 水拭きが推奨されています。
アクリル透明板の物性と補足情報
アクリル透明板は 耐候性・耐久性に優れ、 彫刻や印刷など多様な加工に対応します。 ガラスを凌ぐクリアな外観が評価されています。
なお、衣料用途で使用されるアクリルは アクリル繊維として分類され、 ウールに似た風合いを持つ合成繊維です。

