【加工技術】粘着加工とは / Adhesion Processing

粘着加工とは、さまざまな材料表面に粘着剤を均一に塗布し、剥離紙(セパレーター)と貼り合わせて シール状・テープ状の粘着製品に仕上げる加工方法です。多くの工場では、粘着加工後にスリット加工を行い、 細幅テープなどへの加工も可能です。

粘着が生まれる仕組み(濡れ性の原理)

物と物が接着するには、表面が分子レベルで近づく必要があります。しかし固体表面には微細な凹凸があるため、 そのままでは密着しません。 例として、2枚のガラス板の間に水滴を垂らすと貼り付くのは、水が凹凸を埋め「濡れた状態(ウェットアウト)」を つくるためです。粘着剤はこの濡れた状態を安定的に保ち、素早い貼り付きや再剥離を可能にします。
粘着加工機
粘着加工の図
粘着製品
粘着製品

粘着と接着の違い

接着剤(Adhesive)とは

接着剤は液体で、貼付け後に乾燥・硬化して固体に変化し、強固に固定する材料です。 瞬間接着剤は化学反応によって硬化します。

粘着剤(Pressure Sensitive Adhesive)とは

粘着剤は貼る前も貼った後も柔らかく「濡れた状態」を維持し、軽い力で貼り付き、剥離も可能です。 ただし、常に柔らかいため強度は一定以上強くなりません。
接着剤
粘着
粘着剤
接着についてのイラスト

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