PVC透明フィルムへの箔押し
PVC透明フィルムへの箔押しは、難易度が高いです。
PVC透明フィルムへの箔押しは、温度、時間及び箔紙の品質に影響を受けます。
まず温度です。今回は、約100度が一番状態が安定していました。温度が100度以上の場合、箔紙が縮み破れやすくなりました。
100度以下の場合は、 接着が不十分でテープテストで取れてしまいました。
箔押し時間も重要です。今回はいろいろテストしてみた結果、 3~4秒の時間が一番安定していました。
時間が長いと、箔紙が破れてしまいました。
時間が短いと、接着しませんでした。 温度も箔押しの時間も、箔紙と生地の種類によって微妙な調整が必要になります。
PVCの表面に箔紙を一定的温度と時間で押すと、PVCの表面に色や柄が付着します。
今回はポーチの生産途中で箔押しをするので、途中の熱で温めたあとひっくり返すのでその際に箔押ししたものが 全て取れてしまいました。
急きょお客様に紹介して頂いた工場から箔紙を手配しました。
この工場は日本とドイツの箔紙をOEMで生産しているせいか箔紙がとれることなく、製品を完成させることが出来ました。
箔押しの柄も綺麗で、堅牢度も強いです。
箔押しは
①温度
②時間
③箔紙
この3点に注意してください。