ポリエチレン(PE)とは
使用量No.1 ポリエチレンPE
ポリエチレン 略称PE(Polyethylene)は、プラスチック素材の中でも原料が安価な、分子構造が炭素Cと水素Hから成る単純な高分子素材でオレフィン系樹脂に属する、加工し易い材料です。
組成は同じポリエチレンでも、分子構造によって性質が異なり、実用上、密度や分子量によって数種類に分類が有ります。
一般的な商用ポリエチレンは、低密度ポリエチレン(LDPE)と高密度ポリエチレン(HDPE)と分類され、さらに、超低密度ポリエチレン(VLDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)が有ります。
また、エンジニアリングプラスチックに属する超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)や酢酸ビニルとの共重合体で弾性に優れたEVA樹脂が有ります
ポリエチレン(PE)の特徴
ポリエチレンは、水より軽く、耐衝撃性など機械的強度が高く、耐薬品性に優れていますが、耐熱性乏しいです。
ポリエチレン(PE)用途※PEの種類により異なります
- 包装材、ラップフィルム、食品容器、食品チューブ、牛乳パックの内張フィルム
- 農業用フィルム、バケツ、洗面器、シャンプー・リンス容器
- 灯油缶、ガソリンタンク、コンテナ、パイプ、人工股関節関節部分
ポリエチレンPEはプラスチック素材の中でもシンプルな構造ながら汎用性が高く、容器や包装用フィルムをはじめ、様々な用途に応じた柔軟性に富んでいます。