EVA(イーブイエー)とは 樹脂の特徴と用途
軽くて、弾力性に富みサンダルでも活躍EVAイーブイエー樹脂
EVA(イーブイエー)とは
エチレン(Ethylene)と酢酸ビニル(Vinyl-Acetate)の共重合体エチレン酢酸ビニル(Ethylene-Vinyl-Acetate)のことで、略してE・VAイーブイエーと呼ばれることが多いです。
EVA樹脂とは、オレフィン系の熱可塑性樹脂で、PEポリエチレンより柔軟性と弾力性を持ち、塩素、環境ホルモンを含まない、1912年ドイツで開発され、水に溶けない、無味・無臭の樹脂です
酢酸ビニル(VA)とはチューインガムの原料としても使用されるもので、このVAはポリエチレンの結晶性を低下させ透明製、柔軟性などの物性を付与します。
EVAは、EVA樹脂の中のVAの含有量(5%~40%程度)により種類や用途が変わります。
福榮産業のEVAの加工実績製品
オレフィン系の樹脂で、エチレンと酢酸ビニルの共重合体で構成される素材で、主な物性としては、軽量、柔軟性、弾力性が特徴的に付与されている材料です。
加工性もよく、押出成型や射出成型、カレンダー成型など様々な成型方法で製造に対応しており、スニーカーインソールやサンダル、PCケース、フィルム生地として、身の周りで使用されてます。
EVA系オレフィンフィルム取扱実績例
非塩素系フィルムの流れを担った先駆けのシリーズです。
PE+EVA+PE、PP+EVA+PP、複数の素材の構成により、外観やソフトな触感、 さらに、二次加工適正の向上など機能バランスのより良いシリーズです。
※外観や風合いに関するメーカーご意見
酢酸ビニルの含有により、柔軟性がありますが、用途によっては、若干独特な な酸っぱいにおいが感じられる場合があります。 単層EVA系は、外観はくもって見え、ベタベタした触感でサンダルの様な印象です。
発砲EVA
ルームマット、ルームタイル、バスバット、ジグゾーパズル、フローリング緩衝材、緩衝材、用途は多岐に渡ります。 用途・効能に対しコストは安価に感じます。PEよりやや硬めの風合いです。
EVA(イーブイエー)の特徴
ポリエチレンよりも軽量で、柔軟性、ゴム弾性に優れた丈夫で千切れ難い性質で、低温環境下でも硬くなり難い低温特性を持ち、-50℃まで可撓性があります。
EVA樹脂の種類とEVA素材の用途
EVAの酢酸ビニルVAの含有量と材料の使い方により名称が区別されてます。
- VA含有が低い~4%位
上酢酸ビニル修飾ポリエチレンと呼ばれ、低密度ポリエチレンに似た性質 - VA中程度5%~35%位
熱可塑性エチレン酢酸ビニルと呼ばれ、熱可塑性エラストマー(ゴム)低温特性が有り、含有量が高いと、可塑化ポリ塩化ビニルと似た性質を持つ約11%のVAを含むものは耐水性のホットメルト接着剤に使用されます。 - VA含有が高い60%以上
エチレン酢酸ビニルゴムと呼ばれます。
酢酸ビニルVAの含有により、柔軟性を持つゴムの様な材料で、低温でも弾性が有り、透明性、耐候性、独特な酢の様な匂い、など特徴を持ち、ゴムやビニルの代わりに用いられます。
聞き慣れないEVA樹脂ですが、バスマットやジョイントマット、バッグやポーチ、クロックサンダル等、身近で見られます。
よくあるご質問
Q
EVA(イーブイエー/エヴァ)とは?
A
EVA(イーブイエー)とはEthylene-Vinyl-Acetate Copolymer エチレン ビニル アセタート コポリマーの略称です。
Q
イーブイエーEVA樹脂とは?
A
EVA樹脂とはエチレンと酢酸ビニルの共重合体で、塩素、環境ホルモンを含まない、1912年にドイツで開発された無色透明、水に溶けない無味・無臭の樹脂です。イーブイエー、イーブイエーEVA樹脂、エヴァEVA素材と呼ばれることが多いです。
Q
エヴァEVA素材の用途は?
A
チューインガムにも使用されている酢酸ビニル樹脂Vinyl-acetate 略してVAははポリエチレンの結晶性を低下させ透明性、柔軟性などの物性を付与します。軽くて、弾力性に富みサンダルなど広い用途に使われています。