ホロフィルム、ホログラムフィルムとは

ホロフィルムとは注)弊社で取扱いのホロフィルムとなります。

ホロフィルムとは、ホログラムフィルム、ホログラムエンボスフィルムの略称となります。
厚さ40μm程度のPET基材に、エンボス加工により、凹凸構造で感光材表面に光の干渉縞情報(ホログラム)を形成転写したフィルムで、光の干渉により立体的なキラキラした模様となります。水や油などが付着してもホログラムパターンが消えません。

ホロフィルム
ホロフィルム
ホロフィルム

透明ホロフィルムだけでなく、アルミ蒸着を施すとより高輝度のキラキラが表現されます。
他に、ベースの色味を持ち備えたオーロラフィルムや見る角度で色味が変わる幻影フィルムなどございます。

ホログラムの特徴と用途

ホログラムには光学や微細化など高い加工技術が必要な為、同一のシボ模様を複製するのは難しく、お札やクレジットカードの隅にキラキラ輝く部分がありますが、偽造防止用にホログラム技術が使われてます。角度を変えると、模様や色が違って見えるのもホログラムの特徴です。
また、その七色に輝き光る特徴からデザインの付加価値アップ、アイキャッチ効果の向上を目的として多くの業界や商品に採用されてます。

ホログラム(ホログラフィー)とは

ホログラムHologramは、ギリシア語のhoros<すべて>とgram<記録>を組合せた言葉で、人は視覚で認識する為に必要な光を全て記録したものという意味が込められてます。
人は、光が対象物に当たり、反射した光が目に入って対象物を認識されます。光の振幅(強さ)や波長(色)の情報をもとに、対象物の形や色を把握される為です。テレビやパソコンで見る映像は、ディスプレイからの光の振幅と波長で認識されますが、立体物の映像を斜めや横から見ても、奥行きの情報がないため二次元となります。
ホログラムは、光の細かい明暗の縞模様である「干渉縞(かんしょうじま)」を発生させ、光の振幅、波長に加えて「位相(反射してくる方向)」の情報を記録することで、立体的なイメージを再現出来るようにしています。

ホログラフィーHolographyとは、フォトグラフィーからの造語で、1947年頃誕生したホログラムの製造技術のことです。

実績品のホログラムシート

厚さ40μm程度のPET基材にアルミ蒸着、ホログラムエンボス加工を施したフィルム材料を使用し、ステッカーやシール印刷用として、加工を施したホログラムパターンシートです。
主な構成は、ホロフィルムと、シール用途を目的として選定された粘着剤および硬化剤、セパレータは中剥離タイプの目付量でノンカールタイプ剥離紙で設計されてます。

ホロフィルム
ホロフィルム
ホロフィルム

生産にあたっては、反物ロールの状態で粘着加工を施した後、加工機のスリッターとロータリーカッターで500~700mmなど印刷サイズに切出し、継続用途に使用されてます。
製造品の為、ロット数量が大きいとメリットが見込まれます。

実績品のホロシール

ホログラムシート表面に入稿データデザインにて印刷加工を施し、ステッカーやシール形状に象られた金型でカットし、クラフト帯掛け状態までの実績シールで、市場では、キラキラシールの方が馴染み深いかも知れません。ノベルティやプラモデル用に使用されてます。

ホロフィルム
ホロフィルム

素材が紙に比べて、インク密着に技術が必要で、フィルムの材質に適したインキ選定、仕様によりオーバーコートやにPPラミネートも施工します。
ホロ転写タイプに比べて、高輝度でデザインをより引立たせ、アイキャッチ効果が有ります。
水や手で油で擦っても消えないのも特徴です。