粘着加工とは/Adhesion Processing
様々な材料に粘着剤を塗布し剥離紙と合わせシール状・テープ状にする加工です。
テープ等幅の狭い製品にするために粘着後にスリット加工出来る工場が多いです。
物と物がくっつく為には分子レベルで近付くことが必要とされてますが、個体表面のには分子レベルで見ると凸凹が有りいくら個体と個体を近付けてもくっつきません。
例として、2枚のガラス板の間に1滴の水を垂らすと貼付く現象は水が表面の凸凹を埋め『濡れた状態』となる為です。水・液体は乾燥したり流れてしまい不安定ですが粘着剤がこの『濡れた状態:』を保つ役割になります。
粘着と接着の違いとは
接着剤は、液体で力が掛かると流れてしまい安定しないので貼った後、乾燥して硬化し個体に変化させてつく様に設計されています。瞬間接着剤は化学反応で固まります。
粘着剤は、貼る前も貼った後も安定した濡れた状態で接着反応が早く、すぐつき、剥すことも可能です。常にベタベタした柔らかい状態で、強度は一定以上強くなりません。